▼ゲレンデを３倍に拡大　コース全長は７５０メートル
　神郷第一スキー場　25日（土）リニューアルオープン▼

　神郷町が採草放牧地整備のため、平成14年から休業していた高瀬の神郷第一スキー場が25日（土）、リニューアルオープンする。ゲレンデを従来の３倍に拡大して２コースに。センターハウスを兼ねた地域資源活用総合交流施設「神郷高瀬交流センター」を新設しており、町はスキー場に隣接整備した「ふれあい交流広場」と「体験農園」と合わせ、１年間１万５０００〜２万人の来場者を見込んでいる。
　平成14年、県が高瀬長久地区に大規模な採草放牧地を整備する工事に着工したこと受け、同スキー場を管理運営している町の第３セクター・神郷町ふるさと振興株式会社（社長＝大原天津夫町長）は、整備地に含まれているスキー場の３年間休業を決めた。
　林地を放牧地として活用する草地林地一体的利用総合整備事業を導入し、現存の放牧場を27ヘクタールに拡大。12ヘクタールは立木を全伐して草地に、残り15ヘクタールは間伐だけ行って牧草の種をまき、林地と放牧地の両面で活用する。１１０頭が飼育できる規模の牛舎、たい肥舎などの建設と併せて、工事は12月中旬に完了する。事業費は５億５０００万円。施工は新見市千屋実の田枝建設。
　この整備によってゲレンデは以前の３倍に。２コースに増え、全長も３５０メートルから約７５０メートルに伸びた。リフトも新設拡張。ゲレンデの最大幅は約４００メートル、山頂近くの最も狭いところでも40メートルを確保している。
　また、ゲレンデのすそ野に建設した地域資源活用総合交流施設「神郷高瀬交流センター」はセンターハウスの役割を担い、１６８席の食堂で来場客を迎えるほか、チケットの発行、スキー板の貸し出しなどを行う。
　スキー場開きは25日を予定しており、積雪があれば式典後にスキーヤーに初滑りを楽しんでもらう。（広瀬）

**パクリ先 備北民報社 **